【勝率を上げる】試合での見えてくるもの

最終更新日

今年の空手関係の大会が終わり一段落しました。
そして、ここ最近2か月以上にはなるかな?毎日何か喋ってます吉田です。
良かったらお時間ある時に聞いてみて下さい。

https://radiotalk.jp/program/83948

今回は「試合で見えてくるもの」と言うテーマで書きたいと思います。

見えてくるものは、やらなければ事であり選手として行き着く所は「勝つ方法」になると思います。
試合を見ていて思うのは、勝つ事に拘るのは良い事だけれど「自分の戦い方ではない」「楽しんでない」など拘り過ぎて大事な所を見失っている戦い方している選手を見て損してるな〜と思います。

こんな事を言うとまた様々言われてしまうんでしょうが、選手はあくまでも個人であり人であると言う事。即ち道場の先生のコピーではないと言う事。もちろん先生が教える練習をしてれば似てくるのはある。しかし全体的その道場の選手がほぼ同じ戦い方である場合を見る。ステップワークの良い選手が足を止めて打ちあってたり、受ければ良いのに受けずに攻撃していたり・・・言い出したりキリがないけれど明らかに指導者と同じ戦い方しかしていない選手を見る。

人は体の大小やスピード・パワー得意不得意もある。痛みに弱い選手もいれば強い選手もいる。
そう、個々それぞれで特徴がある。
例えば、痛みに弱い・苦手の選手が打ち合いが得意になる事は考えにくい。教えてもらう事が打たせて打ち返すみたいな戦い方は嫌になると思います。そもそも身体に悪いから長続きしないし、体を壊して空手が出来なくなるのがオチである。

選手それぞれの特徴を判断して自分なりの戦い方を目指して行くのが勝ちに近づく(勝率を上げる)のではないだろうか?
もちろん最低限度な技術は必要だし戦術も必要であるし、そんな練習は必要だけれど自分にあった自分の戦い方が出来ないのであれば、いつまでも勝つ事は出来ない。勝っていたとしてもいつまで続くか分からない。

ここからが本題。

どんなジャンルにしても勝つ方法はある。もちろん技術的に必要な所は出来ており最低限度の体力や筋力などはあっては大前提にある。
もちろん大前提が足らないってのは良くある話でそこを補うのは勝つのには必要な部分ではある。しかし今回はその部分の話ではないので割愛します。

各ジャンルにはそれぞれのルールがあります。そのルールをどの様に理解しているのか?
ルールの詳細はどうなのか?
例えば同じ競技での大会が違えば小さなルールが違っていたりする。私の普段メインとする硬式空手だとすれば、下段蹴りは有効なのか禁止なのか?掌底はありなのか禁止なのか?掴みは?投げは?足払いは?等ある。当然他にも沢山ある。
硬式空手は下段蹴りないよね?バックハンドはないよね?掴みはないよね?なんて様にルールを一括りで考えていたら勝ち目はない。これは他の空手競技ジャンルに言える事。

この大会はこうだよね?って言った所で審判が人である以上どうジャッジするかは審判次第。
審判は公平な立場にないといけないだろ!っていう人いるけれどそれはあくまでも理想だしそうである様にならなければならない。そう私も思う。
しかし、審判も人間である。見えないものもあれば感情に左右もされる。その日の体調もある。ましてや空手の審判はボランティアでやっている事がほとんど。 #ここは変えて行きたいと思っています
そう簡単に行くものではない。

大昔に某フルコンの試合に出場したが相手が効いて崩れているのに、旗が下でクロスして振っているって事は何度もあった。そりゃ非公開の多流派だからと分かっていたがやるせないものである。

どんな試合でも勝つ為に必要な基準が存在する。

どんな技が取ってもらえるのか?どんな試合運びにしたら旗は上がるのか?などなどルール上の内容もだけれど審判個人個人の特徴まで理解して行く必要がある。
必要な事は勝つ確率を上げて行くという事。勿論試合前の段階でもどんな練習や稽古をして行くかで勝率は変わってくる。

即ちその大会での勝つ為の方程式を早急に導き出す事が重要である。

私自身も大会で様々な試合をみてその試合がどんな基準で進めたら良いのか常に考えている。

勘違いしてはいけないのが、試合に勝つために気合いと根性で勝てる確率は非常に低いという事。

戦術や理論も選手本人が理解できなければ実行出来なければ勝つ確率は上がらない。気合いと根性で勝てるならどんな人でも皆勝っている。
否定するつもりはないが、試合後に皆で監督の周りに集まり監督の話を聞く「中学の部活」の様集まりでは勝率は上がらない。疲れている時に集まって長い話を聞いても頭に何も入ってこないし聞かない。時間が経過するほど感情も記憶もどんどん低下して行くからである。
それであればその試合の都度選手個人個人声をかけた方が余程いいし、後にビデオを一緒に見た方が良い。

指導者はどんな試合でも選手やチームがやるべき事は何なのか?しっかり見ていれば導き出されてくる。

分からないのであれば、真剣ではないのか?経験値が足らないのか?である。厳しいことを言う様だけれど、その経験した事がない人が監督や顧問を務める中学校の部活は可哀想でしかない・・・酷である。

試合を繰り返せば勝つ確率を上げる為の方程式は自ずと見えてくる。

そして当然それに長けた人やチームがある事は事実。如何にそこから学ぶのか?大事な所である。

今日はこの辺りで。それではまた〜





愛知県 春日井市出身・在住 幼少より剛柔流空手を修行し、高校時代よりボクシング・キックボクシング・柔道・柔術など他の武道・格闘技を修練。 現在、空手道剛柔流朋武館を設立。合わせて武道・格闘技道場BreakThroughを主宰し後進の指導にあたる。 師より学んだ剛柔流空手を中心に向こう300年残して行くにはどの様にしたら良いのか研究し実践する『武道LABO』をスタート。 一般的に「武道っていいよね!」と言われる様にと入り組んでおります。

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