【型と癖】練習での氣憶#10~伝えるが伝言ゲームになる~
昨日の練習も審査に向けた練習が中心。勿論、その前に基本はいつもの様に行いその後、少し組手を行い審査練習へ。
どの本部・支部の練習でも基本と型の練習は必ず行います。組手やミット練習などはそれぞれの特徴があるので面白い所ではあります。
審査練習でよく見かけるその人それぞれの癖について
癖は誰でもあるし、癖がない人間は存在しない。もしない人がいればアンドロイドですかね(笑)
癖が強いか癖が弱いか名だけである。私は個人的に癖の強い型を打つ人は好きである(どんな性癖やねん(笑))
ただ癖も強すぎて型そもそものカタチが変わってしまったら元もこうもない。
どの空手でも型がだんだんと変わってしまう原因はこの「癖」にも原因の一つにあると思っています
。
例えば、この癖が強すぎて動作と動作の間に少し癖の強い動作が入り、それをやっていた人が次に教える時にそのままの癖で教える為、その教えた人の癖が「正」になるのでそのまま覚える。そして新たにその人の癖が加わり更に変化し次へと伝わっていくわけである。
これは良く海外での空手をやっている方に見られる現象でもあります。
場合によっては、癖強めアレンジ強めでそもそも元々の型は何だったのか?分からない場合も出て来てます。○○流にある「○○!」と型の名前で始まったものの見ていると何となくそれ風なのだが????って?が沢山つくほど違っている場合もあるくらいです。
まあ都度修正がなければ、「伝言ゲーム」と同じで最初と最後では違うものになってしまうという事です。なので、癖強めでもアレンジ強めでも良いが「それが正しい」ではなく根本が何か?根本は何なのか?をきちんと伝えていかないとこれに陥るのである。
良くあるのが、試合の型を動画に収めそれを見ながら型を覚えあたかも「教えてもらいました!」ってのが危険である。特に最近多い現象ですね。直接教えてもらっていなければ根本も当然理解できないし修正もされない。結果は独自で練習したものと変わらず勝手にやってる型になってしまいますからね。
道場でやっているうちは修正をされるのでOKなんですが、一歩離れてしまうと取り返しが中々つかなくなります。型は伝えていくには素晴らしい手段である、一方時代と共により強固に伝えていかないと伝言ゲームが酷くなると考えておかなければなりません。
そもそも型をやらなければ技術も伝わらないですけどね。
それではまた~
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